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　夏といえば、桶屋が儲かって結局『海』であります。やっぱ海遊びは楽しいもんね！新潟県は、ご存知の通り海岸線が長く、素晴らしい海水浴場が沢山あるわけですが、今回気ままにチョイスしてみたのが、笹川流れです。松雄芭蕉も句に詠んだ、珍岩奇岩立ち並ぶ名所でございます。ドライブで行ったことある人も多いとは思いますが、今度は海から眺めてみまっしょい！

　 目指しましたのは、山北町の笹川流れ観光汽船。桑川漁港の隣（？）です。日東道の中条ICを利用すると便利ですよ。ここでお勧めしたいのが、「お食事券付周遊乗船券」。笹川流れの観光船に乗れて、なおかつ「夕日会館」でお食事も楽しめ、なおかつ抜群に安いというお得なチケットなのです。（詳しくは、笹川流れ観光汽船まで）当然我がクルーも購入しての取材です。

　 案内していただいたのは、この道ウン十年のベテラン船長。日に焼けた肌と、酒焼けした笑顔がナイスな海の男です。船長いわく、通常我々が眺めている笹川流れでは、ホントの魅力を体験出来ない！ってんですね。何故かって言うと、道路や海岸線からの眺めだと、岩がせり出した岬の先っぽや、波の侵食で出来た摩訶不思議な洞窟が見えないんですと。しかも、ドライブの場合は、折角の景色の半分位がトンネルで見えない！・・・なるほど納得であります。

　 で、早速出航なわけですが、確かに凄い！道路から眺めると、海岸線に岩が飛び出してんな～ってな印象だけど、海の上から見ると、実は山から続いてくる連続した地形なんだってのがよく認識できます。波打ち際から山が生えている様なイメージって言ったらいいのかな？！とにかく大迫力！しかも、陸からは絶対に見えない見所スポットが何ヶ所もあって、一つずつ名前もついてるんですよ。なかには、義経や弁慶にいわれのあるものや、恐竜そっくりの巨岩もあって、パンフレット片手に眺めるのは非常に楽しい！なにより海風が心地いい！帰路につく際には、かもめの餌付けも体験できますよ。最初はちょっとビビリますが、慣れると案外大胆になれるもんですよ。今度は口移しでの餌付けにチャレンジしたいな！

　 船を下りたらお土産探し。船着場には、名物の干物ばあちゃんがおすすめ！別にばあちゃんの干物を売ってるんじゃないっすよ。その逆で、ばあちゃんが売ってる干物が名物。この干物のすごいのは、驚くほど食べやすいって事と、そのしっとり感。カレイの干物なんで手でちぎれば、中骨だけスッととれて、後は身だけパクリとやっちゃえばいいんです。しかも干物とは思えないジューシーさ！んで、なおかつ安い！ホッケの干物なんて30cm位のが束になって500円だよ！その場で試食も出来るんで、気に入ったら是非！！食堂では岩ガキなんかも食えますよ。

　 さて、お土産といったら、遊覧船乗り場のすぐそばにある「道の駅笹川流れ・夕日会館」。ここには、地元の特産品や海産物が沢山あって、お土産選びも楽しいっすよ。一つ気になったのは、謎の頭巾。女の人が農作業するときに被る物らしいんだけど、ほんとに忍者の頭巾みたいなんだわ。実際ある集落では、女性のほとんどがこれを被っているとのこと・・・。知らないで目撃したら忍者村かと思うよね。この頭巾も好評販売中であります。

　 最後のしめは、やっぱり美味いモンで！夕日会館のレストランで食事です。先ほど購入したチケットの食事券がここで使えるんですよ。出てきた料理も充分に満足できる内容です。新鮮なお刺身や海の幸たっぷりの御膳！普通に新潟くんだりで食べたら1500円位取られるんじゃないの？ってな感じ。しかも、レストランからは、日本海を一望できるんで、ロケーション的にも最高。旅の締めに夕日を眺めながらのお食事なんてどうでしょう？あぁ、今週もおなかいっぱいだぁ！

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