2007.08.30 ON AIR

新・新潟市中央卸売市場を探検する

日本海東北自動車道 新潟空港IC

#その他 #新潟市
新・新潟市中央卸売市場を探検する

今回の気ままにドライブは、今年の5月、新潟市江南区茗荷谷に新しくオープンした「新潟市中央卸売市場」です。最寄のインターは、日東道の新潟空港ICです。市場って言うだけあって、集合時間がやたら早い!早朝5時です!完全に普通ならネバーランドの住人である時間帯です。眠い目をゴシゴシ擦りつつ、案内人の元へ向かいます。

早朝5時市場集合。ねむいよ~!!



案内人は、この道20年の新潟中央水産 藤田社長。ご自分の商売そっちのけで案内を買って出てくれました。あざした!!新しくなった中央市場ですが、おおざっぱに言っちゃうと「魚」「野菜」「花」の市場が一緒になった巨大市場なんです。大きさだけなら全国2位だそうです。とても素人が一人で回れる大きさじゃないんです。

案内人の中央水産藤田社長。



まずは、活気溢れる魚市場から!朝5時だって~のに、もうあちらこちらでセリが始まってます。このあちらこちらってのが、魚のセリの特徴。何といっても、さばく魚種や量がハンパじゃないんで、同時多発的にやらないと間に合わない。今どこで何のセリが始まってて、相場はどれ位なのかが頭に入ってないといい商売が出来ないんです。だから、仲買人の皆さんも相当に殺気立っている様子です。ちょっと怖くて近寄れない感じっす・・・。セリの仕組みは、わりかしシンプル。

[1]売り手が値段を言います。
[2]買い手がいないと値段を下げます。
[3]買い手がここという値段の時に声をあげます。

逆オークション方式ですな。さすがに一刻一秒の真剣勝負だけあって、なかなか荒々しいセリ風景でしたよ。

白熱のセリ!ちょっと恐い。
こんげマグロ見たことないよ!



続いて今度は、青果市場にも行ってみました。野菜のほうのセリは、対面方式。売り手と買い手が対峙する形でセリを進めていくんですが、魚のほうとは全然違うんです。荒々しい声が響く魚市場に比べ、こっちはほぼ無言!なぜかって~と、指のサインで値段を決めているから。これは見ててもさっぱり意味がわからん!1秒間に3回も4回もサインが変わるんで、どんな取引がなされているんか全く謎。無言の男達が、真剣な顔で影絵勝負をやっているような雰囲気。真剣さだけが伝わってまいります。隣同士の市場なのに、セリの様子も全然違うんですね。新潟中央市場には、他にも花き棟もあるんですが、また違ったセリなんでしょうね。

魚のボス・藤田社長&青果のボス・堅田さん。
青果のセリ風景。こちらは対面式。



セリが終わって朝7時。そろそろ朝飯の時間です。藤田社長の推薦もあって、市場内にあるおすし屋さんへ!さすがにお客さんの殆んどが市場関係者と言う事で、値段も品質も手を抜けません。朝定食(サバの焼き物、肉味噌がけ?小鉢、味噌汁、ご飯付)なんて、480円。回数券を使えば380円という安さ!我々は、折角おすし屋さんに来たんだからってことで、にぎりと海鮮丼をチョイス。ネタの新鮮さはもちろんなんだけど、驚いたのはそのボリューム!すしネタもビッグなんだが、海鮮丼なんてちょっとした洗面器サイズですわ!しかもサンドイッチ方式!酢飯オンザ刺身オンザ酢飯オンザ刺身ウィズいくらです。朝からこの量はヘビーかとも思ったんですが、そこは新鮮なネタゆえか、ペロリでしたよ。

中央市場には、もう一つ「花き市場」もあるよ。
安い!新鮮!デカイ!海鮮丼。



市場内には、他にもコンビニや喫茶店、はたまた理髪店まであって、一般の市民にも開放しているそうです。また、10人以上ならば、市役所の方の案内で見学も出来るそうなので、興味のある方は是非どうぞ!