今回はリアルな気まま旅です。皆さんは、ICに番号がついてる事って御存じ?例えば、越後川口なら「関越道の19」とか、西山なら「北陸道の36」ってな感じです。で、その番号をくじ引きにして引いて、行き当たりばったりな旅をしてみようじゃないかって趣旨であります。おまかせってのが、実は出演者としては一番恐ろしい企画。戦々恐々としながらも引いたくじの行き先は・・・・・「糸魚川IC」。遠い~~!!
前回糸魚川に行った時は、ヒスイハンターの旅だったので、今回は違うネタを探さねばなりません。そこで町の人に情報収集してみますが、うまくいかない。
「すいなせん。この辺でヒスイ以外に面白いトコありませんかね?」
「いや~、なんもね~な・・・。」
ほとんどの人がこんな反応です。いやいや、必ず見るべきものがあるはずだってんで、ふと目に止まった「なんか屋」さん(雑貨屋)に入ってみます。井戸端会議中のおばちゃん達に聞いてみると、
「それなら、御風の家いってみれば?バタバタ茶もあるし。」
とのこと。聞けば場所も徒歩3分位の場所だし、バタバタ茶も気になるんで、早速行ってみる事にいたしました。
相馬御風といえば、早稲田大学の校歌をはじめ、童謡・春よ来いの作詞を手がけ、また良寛研究の第一人者。教科書にも載ってる郷土の偉人です。そのお宅が、今もそのままに残っているのです。しかしながら、勝手に見るわけにはいきません。向かいに住む管理人さんに声をかけるのが、見物のシステム。この管理人さんの苗字も「相馬」さん。もしやと思ってお聞きしたら、地元最後の親族の方だそうです。(名前も御風に付けてもらったとか・・・。)では、管理人さんのガイドで御風邸を見物です。当時のままに残された応接間や書斎など、リアルな質感を持って文豪の息使いが感じられました。なかでも2階の書斎は、死の直前まで執筆を続けていた場所。文机の位置や置物の配置まで変わってないそうです。御風の文机には芳名帳が置いてあって、なんとなく御風気分があじわえますよ。
さて、もう一つの「?」である「バタバタ茶」を管理人さんにお聞きしましたら、今日はやってないとの答え。せめてバタバタ茶なんたるやを聞いてみたところ、数種類のお茶の原料でお茶をたて、それを独特の茶せんで「バタバタ」と混ぜることから、「バタバタ茶」というんだそうな。木曜日に管理人さんのお宅で飲ませてくれるらしいのですが、いきなりは困るとの事。そりゃ~そうですよね。自分で挑戦したい人は、糸魚川駅前の「ヒスイ王国館」でセットが売っているので試してみてください。
御風邸を出て次の行き先ですが、管理人さんの推薦を受けて「マキノの飴」に決定!昔ながらの製法で作る糸魚川名物なのです。管理人さんに一個頂いたんですが、素朴でおいしかったですよ。ここも歩いて数分だっていうんで、折角だから「雁木通り」を歩いて向かいます。雁木ってのは、昔のアーケードの事です。糸魚川の雁木通りも風情があっていい感じよ。通りのあちこちには七福神や奴奈川姫が迎えてくれます。老舗の商店なんかも軒を並べていて、ただ歩いてるだけでも観光気分です。
雁木通りを左に折れて、狭い小路を進むとありましたよ!マキノの飴の看板が!これでリスナーのみなさんへのおみやげも確保だな~なんて思ってたら、なんと定休日の看板が!!!ちなみにロケ日は火曜日です。なんでも糸魚川は、火曜定休のお店が多いんですって・・・。だから「気まま」は恐いって言ったんだよ~。みなさんも旅はある程度計画的に。
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まずは情報収集。なんか屋のあばちゃんと。 | たどり着いた「相馬御風生家」。 |
当時のまんまの書斎。 | 糸魚川名物「バタバタ茶」の原料。これをバタバタ混ぜるんだって。 |
お世話になった管理人さんであります。 | 糸魚川の雁木通り。風情ありますな~。 |
糸魚川の奴奈川系OLさん。 | 残念!定休日でした。名物「マキノの飴」。 |