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関越自動車道 三条燕IC 工場見学ドライブ第2弾/加茂桐箪笥

10年9月2日ONAIR

 今週は2回目の開催「工場見学ドライブ」です。初回は、新潟が誇る銘菓「亀田製菓の柿の種」が出来るまでを見学させていただきました。んで、今回も新潟が誇る伝統工芸品「加茂の桐箪笥」工場に潜入であります!

 行先は、磐越道・新津ICもしくは、関越道・三条燕ICから約20分「茂野タンス」さんであります。こちらは要予約で、一般の方にも工場見学出来るトコなんです。

 まずは工場内を見学する前に、茂野さんから桐箪笥について、一通り教わっておきましょう。加茂の桐箪笥は、全国シェア7割を誇る一大ブランド。某ロイヤルファミリーの嫁入り道具としても愛用されてるほど。ちなみにそのタンスを見せてもらいましたが、一つ400万円以上もする超高級品!それが2つで1組だってんだから「パパマル」建てられちゃう!なぜそんなに高値なのか!?その秘密はやはり、製造工程に合ったのだ!

 ちなみに桐ってさ、高級なイメージあるから、ドッシリして重厚な木材だと思うでしょ?それがイメージに反して異常に軽い!!バルサ材に次いで、2番目の軽さなんだと。なぜか?木目を見ると分かるんですが、年輪の間隔が広い=成長が早いからなのだ。それもそのはず、実は桐は木じゃない!桐って漢字思い出してみて。木と同じと書いて「桐」でしょ。実は木みたいな草何だと!ビックリ!!

 そんな木みたいな草で家具を作っちゃおうってんだから、その下準備が大変!切り出した桐が製品になるまでに、長期間の乾燥期間が必要で約3年以上もかかるんですと。

 そうして出来あがった材料を選別。木目の向きや、大きさなどを考慮して、どの製品のどの部分にするかを決定します。なんだかパズルみたいな作業です。

 そして、切り出した材料をくみ上げるのが伝統工芸士のみなさん。様々な道具と、いぶし銀の技術で一つ一つ手作業で組み上げていくのです。おそろしく繊細な作業っす!一応設計図みたいなのあるんだけど、ほぼノールック!惚れ惚れする手元っす!

 あとね、タンスのお色直しって聞いたことあります?おばあちゃんの嫁入り道具の桐箪笥をリフォームするってなヤツ。ここではそのお色直しの様子も拝見させてもらいました。

 明治頃のタンスだって言うんだけど、お手入れ後は新品同様!桐独特の香りも復活しております!凄いもんだね桐箪笥!だけど、全部がお色直し出来るかって~とそうでもない!やはり、ある程度出来の良いモノでないとダメなんだって。中年BOYSの皮を一皮めくっても、とてもこんな風にならないのは出来が悪いからなんだろうか・・・。頭はバルサの次に軽いんだけどな・・・。

 もし、あなたのお家に桐箪笥があったら、確かめてほしいことがもう1点。金庫なんか無かった時代、大事なものを保管するトコって言ったら、やっぱりタンスです。でも、素直に棚にしまっておいたら防犯上よろしくない!そこで考え出されたのが、隠し棚!

 タンスの引き出しを引っ張り出してみたら、奥の方に得体のしれない取っ手とか付いてない?側面の内側の一部が外れたりしない??実はそれが秘密のポケットへの入口!ひょっとすると、何代前かのご先祖様の「へそくり」を発見できるかもしれませんぜ!!

 そんなこんなの工場見学第2弾・加茂桐箪笥!トリビア情報満載で楽しい見学でありました!早速実家に帰ったら、ばあちゃんの桐箪笥ほじくり返してみたいと思います!モチ、ばあちゃんの了解を得てね(笑)。


今週のMP3
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茂野タンス店到着! まず桐の板を徹底乾燥!
材料を切り出して・・・。

製品ごとに材料をワゴンに集積。
伝統工芸士が組み上げます。 桐タンスのお色直しもやってます。
ショールームには様々な製品が。 茂野さんあざした!ちなみに後ろのタンスは400万円以上!

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