2011.05.19 ON AIR
磐越自動車道 安田IC
今週は地味に人気の「工場見学シリーズ」です。今回は和の職人技をクローズアップ!阿賀野市にある越後亀紺屋・藤岡染工場におじゃまします。場所は磐越自動車道・安田ICから約15分、水原の商店街のど真ん中。なかなかに歴史ありげな店構えです。
こちらの専務さんは、しょっちゅうTVや雑誌に顔を出している有名人なんで、「おっ!」っと思う方も多いと思います。なにせこの亀紺屋さんは、いろんなトコとコラボしたり、斬新なデザインで業界に新風を吹き込んだ名店なのであります!
んで、まずは事前知識を頭に入れておきましょう!そもそも染物といっても、様々な手法がありますのでかなり大雑把ではありますが、ご紹介したいと思います。
・引き染め~店ののれん、大漁旗、神社仏閣の上り旗などを染める際の手法。ほぼ一点もの。
・浸染め~お祭りのときに着る「半纏(はんてん)」や、厚手の生地を染めるときの手法。
・注ぎ染め~手ぬぐいなどを染める時の手法。
かなり大雑把ではありますが、そめる対象によっていろんな技法があるってことですわ。んで、今回は「注ぎ染め」で手ぬぐいを作っているところを見学させてもらいました。
1. 生地をたたむ!~実はこの作業が一番大変!長~い白布を手ぬぐいの長さに重ねて畳んでいく。きっちり同じにたたまないと、のちのち製品が台無しに・・・。
2. 型紙をしいてノリをぬる。~布にノリをぬると染料が染まらず、そこだけ白くなります。ここでもきっちり同じに柄を重ねないといけません!
3. 畳んだ布をオガクズにまぶす~この作業で乾燥を速める。
4. 染料を注ぐ~染めたい部分に染料を注ぎます。さらに別の色に染めたい場合は、今ほど染めた部分にノリで蓋をして染料を注ぎます。
5. 染料を洗い流します~近所の川からひいた水で生地を洗います。
6. よく乾かして裁断~よ~く乾かしたら、既定の長さに裁断して完成!
ヤンも[5]の作業を体験させてもらいましたが、これが難しい!長い竹ざおで布をひっかけ、のの字を描くように洗っていくのですが、のの字なんて全然かけない!布を送ってんのかどうなのかもよく分らんくなっちゃう!とりあえずIこうさんをびしょぬれにして体験終了でした!
その後はお店のほうでショッピングタイム!ヤンもがま口型のポーチ(?)を購入。毎日愛用しております。デザインもオシャレなものが多くて、ヤン気まレイディースも絶賛しておりましたよ。