今週は「歴史探訪ドライブ」なんですけど、ヤン気ま史上、最も古い時代に遡って新潟の歴史を探ります!
んで、やって参りましたのは、村上市朝日地区にあります「縄文の里・朝日・奥三面歴史交流館」です。周辺の山々もちょうどいい感じで色づいていて、もみじ狩りがてらに遊びに行くのも手ですな。
本日ご案内いただくのは、学芸員の竹内さんです。こちらは、ダム建設によって水没した三面地区の遺跡から出土した出土品や、三面の人々が使っていた民具を展示してある施設なのだそうです。
古くは2万年前の土器から、最近まで使われていた猟具まで、興味深い品物が並んでいます。
アタシが興味をそそられたのは、断然「土器&石器」。土器なんかで言えば、数千年の時を経て、確実に技術が進歩してんのが分かるのね!初期の縄文土器は、厚ぼったくて、ボテっとしたイメージなんだけど、弥生期に近づくにつれ、薄くて模様も繊細になってきます。
新潟県の国宝といえば、長岡&十日町方面の火炎式土器ですが、ここ三面でも火炎式土器がつくられていたんですよ。国宝に比べれば、若干見劣りはするけどね。
石器もそう。初期の石器は、ただ単に石を割ったみたいな感じだけど、後期の矢じりに使われている石器なんて凄いよ!現代の道具を使っても、ここまでのモノが作れるかどうか・・・?
しかも、その材料も、はるか遠方から持ち込まれているのです!すごいよね~~!今みたいに交通網が発達してないどころか、まともな道さえあったんか?って時代に、すでに各地との交流が始まってたなんて・・・。
さらに興味をそそられたのは、竹内さんでも用途不明だという土器が多数出土しているってこと。
人型の土器や、貝をモチーフにした土器なんかは、何に使われていたんでしょう?想像するだけでワクワクしちゃう!小松左京さんの説によると、女性の土人形は、男性の夜の慰みの道具だった(今風にいうならAV?)なんて話もあるし、いろんな想像が膨らんでまいります!盛り上がるヤン&Iこうさん、口数が少なくなる女子チーム・・・。しっかりついてこいよ~女子!!
さぁ、ここからは女子も参加の縄文体験です!我々が体験したのは「火起こし体験」と「勾玉つくり」です。縄文時代を忠実に再現ってわけじゃないけど、おおまかには当時の様子が伺える内容でした。
火起こしなんて大変なんだから!初級・中級・上級コースがあって、我々は初級コースで、専用の火起こしグッズを使ってやるんだが、それでも結構大変!!5分ほど激しくシコシコして、ようやく種火が出来るのよ。
上級コースなんて、ぼうっきれ一本で火を起こすってんだから、手の皮むけちゃうよね!昔の人が、火を大事にしていた理由が垣間見えた気がいたしました。
それにしても、縄文期から一貫して人が住み続けた集落「三面」・・・。まともな農業が確立されていない時代から、狩猟採集をメインに人々を養い続けた土地であります。普通獲物がいなくなったら、場所を移るのが普通だとも思うんだけど、場合によっちゃ~数万年もの間、人々をとどまらせたんだから、この三面って土地は豊かだったんでしょうな。
残念ながら、今はダムの底・・・・。これでよかったんかな?ダム行政。(笑)
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三面で出土した土器がズラリ! |
勇ましいワラ人形。 |
石器。材料は、遠方からのモノらしい。 |
青森の遮光器土器に似てるよね? |
人型土器群。見入ってしまうね~。 | 火おこし体験。 |
マガ玉作り体験。 | みなさまあざした!! |