これがつなぎの「オヤマボクチ」 |
オヤマボクチの葉。 |
こねる!こねる!コレが大変! | そしたらのばすよ~! |
切るよ~! |
なかなかの出来じゃん? |
う~ん、美味い! | あざした!! |
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今週は、年越しそばを作りに行くよ!
向かいましたのは、長岡市小国町にあります「養楽館(みんなの体験館)」
おぐに森林公園内にある体験施設です。
ここで作れる「小国そば」は、もはや幻とも言われる貴重な蕎麦なのだ!!
オヤマボクチ(やまごぼう)の葉の繊維をつなぎにつかってる蕎麦で、お店でも食べられない「幻」の蕎麦であります。
今日は、その貴重な伝承者である先生に教えていただきます!いったいどんな蕎麦なんでしょうか?!
まずは生地を作る作業!
新潟県産のそば粉に、オヤマボクチとフノリ(海藻)を入れてひたすらこねます!
この時、フノリを入れすぎないように注意!
最初は小さくダマを作るイメージで。まんべんなく、根気よくまぜまぜです。
すると段々生地がまとまるようになってきますので、固まりになったら、今度は全体を中央に押し込むように練りこみます。
先生は、
「菊の花を作るように・・・。」
って言ってましたが、そんなの素人には無理!(笑)
十割そばだからなのか、小国そばならではの特性なのか、結構途中で生地が乾燥してひび割れてきます。
そしたら、残しておいたフノリで調整。とにかく根気強く練りこむのが大事らしい。
「家で作るときは、俺のばすの専門。こねるのは面倒だっけ、嫁と孫。」
いやいや先生、そこが一番大事じゃねんけ?!
生地が整ったら、今度は伸ばします。
皆さんもよくご存じの、あの棒で伸ばします。
生地を棒に巻きつけて、うす~く四角になるようにね。
やったことある人はご存じの通り、この作業が一番難しい!
我々も先生の手を借りまくって、ようやく完成であります!
あとは切るだけなんだけど、ここがほかの蕎麦とはチト違う。
「やっぱ蕎麦って、細く切った方がうまいんでしょ?」
「いや、そんげ細くしなばっていいんだ。コレくれでいいな。」
だいたい3mmくらいかな。蕎麦にしてはかなり太目?
これくらいの太さでいいんなら、切るのは問題なさそうです。
ただし!生地が乾燥しやすく、結構デリケートなんで、上手に刃を当てて切らないと、生地を折り返してる部分が、刃の圧力でちぎれちゃう。
アタシの蕎麦なんかもうボロボロ。
久々参戦のアッピーは上手に出来たみたい。
いいんだよいいんだよ!味は同じなんだから!
んじゃ早速ゆがいて食べてみましょう!!
オヤマボクチとフノリがつなぎで、水さえ使わない十割そばとは、いかがなお味でしょうか?!
「・・・へぇ~、結構コシあるね~。」
「なんだろ?このほろ苦い感じ!」
まぁ、とにかくコシが強い!切るときあんなにポロポロしてたのに、湯がくとこんなにしっかりすんのね!!
そばの色も、不思議なことにほんのりオレンジ色になってる!
そして、この微妙な苦み。
これが「オヤマボクチ」の味なんかな~。
山菜の苦みに似てるかな。ふきのとうのみたいな感じ?いずれにせよ、嫌な苦みではないわ。
さすが幻の傍と言われるだけあって、食べたことない独特な食味でありました!
いや~、これが消えていくのはあまりにももったいない!!
先生も息子さんとお店をやる計画があったらしいが、家族の反対でとん挫!
だれかやらない?小国蕎麦屋。
案外儲かるんじゃない?
ドライブポイント:おぐに森林公園内「みんなの体験館」
住所:長岡市小国町上岩田208