18年9月13日 ONAIR
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今週は「新潟の匠に学ぶドライブ」です。
今回の匠は、阿賀町で「清川焼・光越窯(こうえつがま)」をかまえて陶芸活動をされている羽田光範さんです。
羽田さんは、いろんなところで指導されてるんですが、今回は阿賀町「狐の嫁入り屋敷」でお願いしています。
羽田先生は、メガネに髭の宮崎駿さん的ないかにもアーティストな佇まい。
「羽田先生は、どうして清川焼・焼き物を始めたんですか?」
「あたしが20歳くらいの頃、全国を自転車で回っていたんですね。」
もうこの辺から普通じゃない。
「そして、沖縄で一人しかいない人間国宝の方に会いに行ったんですよ。」
ふむふむ。
「その方が焼き物してらっしゃったんですが、1週間後に窯から焼き物を出すと・・・。それを見たいと・・・。その間手伝っていくか?ってことから4年修行させてもらったんですね。」
そんなことあります~~?(笑)
「で、新潟に帰ってきてから、いろんなご縁がありまして、登り窯を作ったんですよ。」
アーティストってのは「閃き」を大事にするらしいですが、閃きが止まらないっすね!
では、今回の体験に挑戦してみましょう!
「今日やるのはコレ!コップ作りです!」
高さ10cmくらいで、取っ手がついてないシンプルな陶器です。
「使う土・粘土は2種類。まずはこっちの焼くと白くなる方を使います。」
見た目は黒だが、焼くと白くなるのか。
「では、5mmの厚さになるように伸ばしてください。」
要領はそば打ちと同じですね。
土をこねて、すりこぎ棒みたいなので伸ばしていきます。
「できたら、この紙をあてて、切り抜いてください。」
ん?型紙で生地を切り抜く?
これは初めてのパターンだぞ。
切り抜いた生地は、扇状になってます。
「そしたら、このプラスチックのコップに巻きつけてください。」
な~るほど、紙で工作するみたいな手法で作るわけね。
巻きつけたら同様に、コップに被せるように底を作ります。
「コップがあるんで、誰でもしっかり形がとれるんですね~。」
確かにこの方法なら、小さいお子さんでも簡単にできちゃうわ!
いとも簡単にきれいなコップが完成っす!
「では、模様をつけていきましょう。」
先ほど使わなかった土は、焼くと黒くなるそうで、その土で模様を作っていきます。
コップの表面に、細く伸ばした土を張り付けていくわけだ。
この作業は、凝りだすと終わりが見えません!(笑)
この辺でもセンスの差が出るね。
羽田さんは、土の2色を上手く使って、魚&イカの絵を描きあげます。
イカの吸盤とかの工夫たるやサスガですわ。
あっこちゃんは、NEXCOの「N」を基調にしたシンプルな模様。
アタシは、アタシの手にぴったり馴染むように、手形を模様に。
正しい握り位置を示すガイドみたいなイメージね。
それと、漢字の「手」の文字を描いてみました。すると先生が・・・、
「陶器って、焼くと縮むんですよね。だいたい20%くらい小さくなるイメージ・・・。」
ってことは、手形も縮むよね!
早くもコンセプト崩壊ですが、もういいや!ここまで作っちゃったもん!(笑)
なんやかんや30分くらい奮戦してようやく完成!
「この後完全に水分を抜いてから窯に入れるので・・・・焼き上がりは一か月後とかかな。」
うんうん、一か月後が楽しみです!
冒頭でも言いましたが、羽田先生はいろんなところで教室やってますし、近々展覧会なんかもあるそうです。
みなさんも、機会を作って挑戦してみてはいかがでしょうか?
ドライブポイント:狐の嫁入り屋敷
住所:阿賀町津川3501-1