2019年3月21日 ONAIR
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ドライブや旅行のお土産に、郷土玩具を買ってくる人いますよね。
有名どころでいえば、会津のあかべことか、東北のこけしとかね!
今週は、そんな郷土玩具のコレクション館「痴娯の家(ちごのや)」をご紹介します!
場所は、北陸道・米山ICから約5分「柏崎コレクションビレッジ」内。
名前の意味としては、「稚児の家」なんでしょうが、あえて「痴娯の家」にしてる辺りが洒落てますよね?
では、さっそく岩下館長にご案内いただきましょう!
「ここのコレクションは、柏崎の商人・岩下庄司氏が60年にわたり集めた郷土玩具や民芸品になります。」
ん?岩下さん?館長と同じ苗字ですね。
「はい、血縁者です。」
ちなみに受付の女性が館長の奥様とのことです。
「だいたい5万点くらいあるので、一部を公開しています。」
5万点って、集めるだけでも大変だよね!
おそらく日本一のコレクションじゃないかってことでした。
「そもそも日本の郷土玩具ってのは、意味があるんですね。」
館長曰く、商売繁盛、家内安全、豊作祈願などなど玩具に願いが込めれれているそうです。
みなさんご存知の「あかべこ」みたいに赤い玩具は、だいたい魔除けの意味があるんだって。
「ただ、こけしについては、よく分かっていないんですよね。」
こけし?
「こけしって、東北6県にしかないでしょ?あと、どんな願いが込められているのか?名前の由来なんかもはっきりしないんですよ。」
なるほど、確かに福島や山形にはあるけど、新潟にはないもんね。
名前や願いに至っては、考えたことすらなかったな~。
「これは・・・実物の青い目の人形ですね。」
戦前にアメリカから日本の子供たちに贈られた人形で、戦時中に廃棄されたものが多かったんですが、こちらにある人形は岩下氏が保護(?)して、柏崎の小学校に預けていたものなんだって。
「名目は、捕虜として扱ったらしいですね。もう、全国でも数体しか・・・。」
青い目のお人形のお話っていえば、紙芝居になったりNHKで紹介されてましたけど、本物が柏崎にあったんすね。
「こちらの部屋は、都道府県別に展示してあります。こっちが東日本、こっちが西日本。」
ものすごい数!
これ分類するだけでも大変だわ!
新潟の郷土玩具も結構あるのね!
三角だるまとか、牛の角みたいなヤツとか。
「これは小千谷のものなんですが、あの辺闘牛が盛んでしょ?」
は?は?、この牛の角みたいなのは、角突きごっこするおもちゃなんか!
あと気づいたのは、東日本のおもちゃより、西日本のおもちゃの方がカラフル!
天神様の置物で比べても、東日本は黒が多いし、西日本は赤が多いのね。
島国日本といえど、やっぱ風土って違うのね。
その他にも、いろんなミニチュア玩具や海外の郷土玩具まで、実に様々な展示品があって、全然見てて飽きない!
おすすめは、行く前に電話して館長に話を聞きながら回るのが一番いいかも。
郷土玩具に込められたいろんな「へぇ~~!」を体験できることでしょう!
春休みにおこさんと一緒に是非!!
ドライブポイント:痴娯の家
住所:柏崎市青海川181