2020.06.25 ON AIR
磐越自動車道 津川IC
今週は、阿賀町で変わったグルメをご紹介します。
伺いましたのは、磐越道・津川ICから約30分、旧鹿瀬の「うるめっこ組合」さん。
一見大きな民家っすけど、ここで何を作っているんでしょうか?
代表の波多野さんに聞いてみましょう。
「はい、ここではメダカの佃煮を作っています。」
「メダカ!?」
「会社勤めをしていた頃、村松の人にもらいましてね。」
元々は、旧村松町にメダカを食べる文化があって、その養殖業者からメダカをもらってきたんだそうです。
波多野さんは、錦鯉でチャンピオンだったこともあって、魚を育てるのはノウハウがある!
で、本格的にやり始めることになったそうです。
「家で飼育から繁殖、製品の製造まで全部やってます。このラベルも全部自分で作ってます。」
と、出していただいたのが、瓶詰の「メダカの佃煮」
「どうぞ食べてみてください。」
ではいただきます・・・が!
結構しっかりメダカです!ww
ちょっとメダカに可哀そうな気もしますがいただきましょう!
「ん・・・美味いわ!」
「ホントだ!オカカみたいすね!」
そうなんすよ、甘さ控えめのカツオ風味!
その形状にビビッていたAちゃんも、
「あっ!美味しいですね!」
波多野さんが試行錯誤して作り上げた、秘伝の味付けであります!
白ご飯と一緒に食べてみましたが、これがまた美味い!
朝ご飯に最高なんじゃなかろうか!?
「今の時期、ちょうど卵産む頃なんで見に行きますか?」
はい!見せてください!
波多野さんのお家はかなりデカい!
敷地内に色んな施設がございます。
メダカの加工場はもちろんですが、ヤマメの養殖場やらキノコの株を保管してる場所、なんか分からん機械が並ぶ建物・・・この人一体なにものなん?!
母屋にはお宝みたいな骨董品や美術品あるし・・・。
「この池にメダカいるんですけど・・・。」
うわ~~~!いるいる!メダカの大群!
「赤いのもいるでしょ?あれ、ヒメダカ。」
たま~にいる赤いやつがヒメダカっつって、観賞用に人気があるらしい。
「けっこう下さいって人が来るんだけど、好きに持って帰ってもらってるんだ。」
いいんですか?
関東方面では、盗難事件が起こるくらい商品価値あるんすよ!w
んで、卵は?
「・・・・まだ、ちょっと早いかな?」
繁殖用のロープに卵がついてなかったみたい・・・。
「山の上にも池があるんだけど、見てみます?」
まだ池あるの?
「行きます行きます!」
車で波多野さん所有の山の池に向かいます。
途中、
「この田圃は今、東京の業者に委託してんだ。」
「ここは、ぜんまい植えてんだ。」
「これ全部、タラノメ。」
この人いったい何屋なん?ww
しばらく行くと、ようやく波多野さんの山の池に到着!
テニスコートくらいの池が、1・・2・・3・・・・4・・・・・5枚!
「ここ作るのに、7000万くらいかかったんだ。」
その金額も凄いけど、この山の中にコレを作ろうと思った波多野さんがすごいよ!w
池を覗きますと、ここにも数えきれないほどのメダカが!
「何匹ってったって、もう分からんよね。」
そうでしょうね~。
「しっかし波多野さん、いろんなことやってんすね!」
「そうそう、やろうと思えばなんでも出来るんだ。若い人はみんな出て行ってしまうけど、やり方なんていくらでもあるんだけどね・・・。」
う~~~む、深いお話だ。
今、波多野さんの活動を若い人にも指導しているらしいけど、むしろ若い人ほど、いろんなアイディアで、地元を盛り上げてほしいなぁ・・・。
今週は、メダカの佃煮の紹介ってよりも、スーパーシニア・波多野さんのご紹介になってしまいました!ww
THIS WEEK'S DRIVE POINT
DRIVE POINT 01
うるめっこ組合
阿賀町日出谷乙282番地