2021.03.11 ON AIR

越後平野を水害から守る!防災の今を学ぶ

北陸自動車道 三条燕IC

#その他 #長岡市
越後平野を水害から守る!防災の今を学ぶ

今週は、長岡市寺泊にできた、ちょっと変わった施設をご紹介します。
北陸道・三条燕ICから約20分、「にとこみえ~る館」です。

にとこみえ~る館

ネーミングからしてすでに???ですが、コンシェルジュのお嬢さんにお話を伺いましょう。

「にとこみえ~る館は、大河津分水路改修事業をみなさんに知ってもらうための施設です。」

そうそう、やってますよね、改修工事。
工事を長いことやってるのは知ってるけど、何のための工事でどんなことしてんのかは分からんもんね。
ここではパネル・模型・映像・ARなどで分かりやすく勉強できるのです。

パネルでお勉強!
シアターもあります!

「大河津分水は約100年前に完成したので、大掛かりな改修工事が必要なんです。現在進行中の第二床固(とこがため)の・・・」
「ん?第二床固・・・あ~、それで『にとこ』なんすね。」

床固ってのは、川底をコンクリートで補強して洪水に備える設備ね。
そこを工事してると。

「でも川の底を工事するってどうするんろ?川の水せき止めてるようにも見えないし・・・。」
「ケーソン工法とういう特殊な方法で工事をしています。」

これも模型があって説明していただきましたが、すごい技術なんすわ。
模型がないとうまく説明できませんが、川の中に重機が入ってんのよ!
例えていうなら、コップを逆さまにして川の中に沈めて中の水を抜く。
その水を抜いたコップの中に重機を入れて作業してると。
凄いこと考える人がいるもんだね。w

「その床固が完成すると、工事終了なんすか?」
「いえ、河口の川幅を広げて、野積橋の架け替え工事を行います。」

なんと!改修工事&拡張工事だったんか!
2019年の洪水の時、大河津分水もやばかった!って話は、みなさんもお聞き覚えかと思います。
もともと大河津分水は、入り口が広く出口が狭い構造だったので、想定外の洪水にも対応可能にするために、河口の幅を広げる工事が必要だったそうです。
完成後の分水河口の景観も模型やARで見ることができますよ。
なるほど、なかなか勉強になったな。w

完成予想模型
ケーソン工法
AR体験
工事関係者の紹介も

いわゆるTHE観光施設ってわけじゃないですが、寺泊観光のついでに、

「あそこの工事何やってんだろ?」

って思ってるあなた!
にとこみえ~る館をのぞいてみてはいかがでしょう!?

あざした!
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THIS WEEK'S DRIVE POINT

今週のドライブポイント

DRIVE POINT 01

にとこみえ~る館

長岡市寺泊野積地先