2008.03.06 ON AIR
上信越自動車道 須坂長野東IC
        3月の風物詩といえば、当然雛祭であります。去年は、村上の「町屋の人形さま巡り」をご紹介しましたが、今年は県内を飛び出して、お隣長野県のビックリ雛飾りをリポートしたいと思います!
場所は、上信越道・須坂長野東ICから車で約8分、「世界の民族人形博物館」です。この博物館近辺は、「須坂アートパーク」と言って、色んな博物館なんかがあるんで、時間があれば回ってみたら楽しいかも。

さて、件のビックリ雛人形ですが、人形博物館の中央のホールにデデ~ン!!と待ち構えております。デデ~ン!!って言う位ですから、御察しの通りかなり巨大!それもそのはず、なんと30段の雛飾りなのです!幅約6m、高さ約6mってんですから、ちょっとしたお家の佇まいっす。うう~む凄い!この雛人形、数の方も相当数になるわけですが、どうやって集めたんでしょう?答えは、新聞などによる公募で全国のみなさんから寄贈されたものなんですって!(全部がそうって訳ではないようですが・・・。)新潟から送られてきたものもあるそうですよ。さすがにこんだけの雛飾りですから、1階のホールから見上げただけじゃ、その全貌はつかめません。2階の通路からも上層部を見学出来るようになっていますから、じっくり拝見いたしましょう。年代ごとに上から並べられているそうなんで、雛人形から見える時代の移り変わりをお楽しみください。




ところでこの「世界の民族人形博物館」、タイトルに偽りなく世界中の人形が沢山展示してあります。なんだかお宝色満載なフランス人形から、粘土や余り布で作ったんじゃない?って素朴な人形まで、実に様々なバリエーションの人形達です。材料、製造方法、造形、色彩なんかに注意して見ると、とても半日くらいじゃ全部見学出来ません。今回お世話になりました館長さん曰く、「私は、南米のお人形が好きなのよね~。」との事。その理由は、「生活感」だそうな。確かに、ある人形は赤ん坊をおんぶしていたり、またある人形はご飯の準備をしていたりと、その地方の暮らしが垣間見えるようであります。なるほど、こういう人形の見方もあるのだな~と感心いたしました。


今回お邪魔した長野県・須坂市でも、村上と同じようなイベント「須坂の町の雛祭り」を開催中。まちの人達のかわいがっている雛人形が鑑賞できちゃいます。詳しくは、須坂市観光協会のHPをご覧下さい!
