2019.05.02 ON AIR
上信越自動車道 長野IC
GW長野ドライブ第3弾!
今週は、松代をご紹介です!
松代といえば、某大河ドラマで有名になりました「真田家」がおよそ250年間もおさめていた城下町!
今もなお歴史を感じられる観光スポットでございます!
今週も研究員の山中さんにご案内いただきます!
「こちらが松代城跡ですね。もとは石垣程度しか残されていなかったんですが、最近になって堀から石垣から修復されました。」
相当大規模な工事だったでしょうに、これも「真田丸」効果でしょうか。
でも、真田っていうと、上田城の方が印象強いよね?
「もともとこのお城は武田家のお城で、江戸時代になってから真田家が移封されてきたんです。」
ふんふん、じゃあ真田信之・信繁辺りは関係ないんだな。
「新潟の方にも馴染み深い川中島の合戦では、前線基地だったんですよ。」
なんでも一時期、上杉景勝の支配下だったこともあるとか。
門を通って内部に入りますと、
「ん・・・建物が無い。」
さすがに天守閣の再現までは予算が無かったのかと思いきや、元々そういう作りらしい。
「石垣の上に複数の建物が建てられていたと言われています。」
前線基地だから、内部に沢山の兵隊が集まれるような作りにしたのかな?
現在は桜の木が植樹されていて、長野市民の花見スポットになっているそうですよ。
つづいて拝見しますのが、「真田邸」
1864年に9代藩主・真田幸教が、義母のお貞の方のために建てた建物です。
「江戸末期になると、参勤交代もゆるくなって、晩年の幸敬もここで過ごしていたようです。」
凄いよね!実際明治初期までお殿様が住んでたトコが見れるんだもん!
お殿様の御殿って聞くと、それこそお城みたいなトコを想像しますが、そこまでの規模ではなく、当時の財政事情も伺われる感じっす。
構造は、おおざっぱに言いますと2つに分かれております。
お客さんや使用人が出入りする区画と、殿様一家のプライベートスペースになる奥の間。
壁紙や装飾品も明確に使い分けて造られています。
そしてなんといってもお庭が素晴らしい!!
遠くの山々を借景にして、一枚の絵を見るがごとしであります!
気を抜いたら、ここにぼんやり2時間くらい滞在しそうになっちゃうんでご注意ください!
最後は、真田家ゆかりのお宝が展示してある「真田宝物館」
真田家だけではございません!
あの有名な戦国武将直筆の書状なんかも多数ご覧いただけます!
展示内容について詳しくは、みなさんに行って確認してもらうとして、アタシが心奪われたのは兜!!かの豊臣秀吉より拝領された「唐冠の兜」っす!
中国の役人が頭に巻く布の冠をイメージしたデザイン。
秀吉は出自から征夷大将軍になれず貴族の頂点を目指した人ですから、こういう兜のデザインになったんすかね?
興味が湧くところではございますな。
ちなみに真田家が頂いたのではなく、家臣の矢沢家に伝わるお宝とのことです。
以上、超早足でご紹介しましたが、今日紹介した三か所はいずれも徒歩圏内。
すべて回っても所要時間2~3時間。
ドライブの途中でのお立ち寄りスポットとしても使えそうですよね!
新潟市からも上信越道で3時間かかりませんから、お出かけしてみたはいかがでしょう??
THIS WEEK'S DRIVE POINT
DRIVE POINT 01
松代城跡
長野県長野市松代町松代44
DRIVE POINT 02
真田邸
長野県長野市松代町松代1
DRIVE POINT 03
真田宝物館
長野県長野市松代町松代4-1