今回は、秋の醍醐味「紅葉」を楽しむドライブです。新潟県内にも沢山の紅葉スポットがありますが、ヤン気まがチョイスした所は、街中で気軽に紅葉が楽しめる、新潟市秋葉区の「中野邸美術館」の庭園「もみじ園」です。周辺では「もみじまつり」も開催中との事で、秋の風物詩をおもいっきり堪能してまいりましょう!
場所は、磐越道・新津ICから20分位。いわゆる秋葉山ですよ。周辺には、遊べる施設が沢山あるんで、行った事ある人も多いでしょうね。我々がお邪魔した財団法人中野邸美術館は、石油王中野貫一、忠太郎が築造した邸宅と庭園ならびに美術品を中野家より寄贈を受け平成9年4月に設立したそうです。邸宅は新潟県における明治時代の代表的木造建築であり、庭園は40年というながい歳月をかけて築庭したもので、貴重な文化財とも言えます。
お目当ての「もみじ園」は、この中野邸のお庭部分という事で、まずは、こちらから探索です。いや~なんてったって驚いちゃうのは、その広さ!一口に庭なんて言ってますけど、どんな健脚の持ち主でも30分やそこらじゃ回れませんよ。圧倒的な広さです。しかもそのお庭には、様々な樹木や建物(今は面影のみ。)が配置されていて、このお庭が一つの芸術作品のようです。もみじだけでも100種類以上が植えられていて、紅葉の様も一様ではありません。まだみずみずしい若葉のような紅葉もあれば、今にも燃えだしそうな真っ赤な紅葉もあります。それらが渾然となって、一つの景色になるように設計されているんだそうです。すごいね&偉いね!中野様!
さて、ここ中野邸美術館のお話を、中野邸で理事長お聞きできるという事で、しばし邸内で待たせていただいておりました。中野様って言ったら、新潟を代表する名家ですからね。めちゃめちゃ緊張して待ってたわけですよ。すると大広間に、それとおぼしき人物が入ってまいります!我々もかしこまっちゃってご挨拶。
「今日はお世話になります!よろしくおねがいします!」
すると理事長の第一声が・・・。
「あんたらマスコミは、勉強不足もはなはだしい!」
いきなりのお叱りです!恐縮しながらお話を伺っておりましたら、お庭や邸内の見方がなっていない。そんな事をわからないで取材をしに来るのはけしからん!という事なのでした。それからの小1時間は、正しい庭園&邸内の観賞講座です。以下はその一部です。
・ 観賞する際は、必ず座って見てみる事。
・ 様々な角度・場所から眺めてみる。
・ 観賞物と同じ高さに目線を合わせる事。
・ 切り取った景色を一枚の絵画のように鑑賞する事。などなど・・・。
確かに、理事長のおっしゃるとおりに観賞すると、今まで気付かなかった所まで見えてくるから不思議です。どの部屋のどの位置に座ったら、どういう風景になるかが、全て計算されているんですよ。ほんの1mずれただけで見えなくなる物・見える物がカラリと変わる。う~ん深いな~。そう言えば、富山から一人で見学に来たという青年は、ちゃんと座って見てたな・・・。わかってるやつは、わかってるんだわ・・・。
「紅葉まつり」は、今月25日まで開催です。紅葉狩りを楽しみながら、どうぞ中野邸美術館にも足を運んでみてください。時を忘れ、古き良き時代を懐かしみながら、様々な美との出会いを楽しめますよ。邸内からお庭を観賞する際には、理事長に立ってる所を発見されない様に、座って行儀良く観賞しましょうね。
おまけ!リスナーからの情報で、近くにある微妙スポットに足を運んでみた。車でほんの1~2分「白玉の滝」。車止めから100mほど歩いて行くと、もう到着です。新潟市内に滝があること自体意外なのに、雌滝と雄滝の二つの滝があるなんて凄いですよね。ただこの滝、ほんと~~~に微妙。まぁ、一見の価値はあるかな・・・?
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「中野邸美術館」到着! | 個人のお庭にこんな所も・・・。 |
紅葉の種類が多いので、見頃も様々です。 | 理事長から正しい庭の見方をご指導頂きます。 |
真っ赤な紅葉。真下からの色彩は極上です。 | 理事長あざした!! |
おまけ・・・「白玉の滝」です。(雌滝) | どう?この微妙なテイスト。(雄滝) |