今回は、上杉謙信公に続く「ヤン気ま的偉人探訪」です。舞台はまたも上越市。この季節、楽しみと言えば「ウインタースポーツ」って人も多いと思います。そのウインタースポーツを日本に伝えた人と言えば・・・・?そうです!レルヒ少佐です。レルヒが指導した金谷山に、「日本スキー発祥記念館」なるものがあると聞き、お邪魔してまいりました。
場所は、上信越道・上越高田ICから約5分。建物は山の上にあって、隣はすぐゲレンデ。反対側を見ると、上越市内を一望できるナイスビューです。中に入ると、まずは巨大な(等身大)レルヒさんがお出迎えです。写真を元に作られた像ですが、厳格な人柄まで伝わってきそうな迫力があります。展示物はなにもレルヒさん所縁の物ばかりって訳じゃなくて、スキーの歴史そのものも勉強できちゃいますよ。スキーって言うと、なんとなくヨーロッパのもの?みたいなイメージをもってましたけど、世界中で同時多発的に生まれたようです。どこぞの民族スキーなんて、板の裏に獣の皮を貼り付けてあったりして、なかなかに興味深い造形でした。
勿論我々に馴染みのあるスキー板の歴史も垣間見る事ができます。ちょっとビックリですけど、札幌オリンピックのちょい前の板なんて、ほんとそこら辺の板っきれっすよ。ほんの30年位前の選手にとってみたら、今我々が使ってる板なんて夢のアイテムなんでしょうな~。
んでもって、肝心のレルヒ少佐ですが、展示物を見ていて意外な事実が発覚!レルヒさんって、長年上越にとどまってスキーの普及に尽力したのかと思いきや、たった1年半しかいなかったんですって。それで上越に銅像まで建って、大概の日本人に知られているってのは凄いですよね。しかも、本国ではほぼ無名近い存在なのだそうで、このフィーチャーぶりを一番驚いているのは、実はレルヒさん本人なのかもしれません。ヤンも誰かの記憶に残るような人物になりたいモンです。
おまけ・・・昨年ステッカーを隠してきた「スキー神社」に行ってきました。ステッカーの有無を確認したかったのですが、積雪が凄くて境内に入れない!1年越しの確認作業は、またもお預けとなりましたとさ・・・。
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このゲレンデで、日本のスキーがはじまったのです。 | 「日本スキー発祥記念館」であります。 |
当時のスキー板。そこら辺の板みたいね。 | 日本人女子初のスキーヤー達。髪型全員同じ。 |
レルヒ使用の机&椅子。 | ノルディック複合・荻原健司選手の板&ウェア。 |
世界の民族スキー。ワックス代わりに毛皮張り | スキー神社埋没。ステッカー確認できず! |