2008.07.24 ON AIR
関越自動車道 大和PA スマートIC
        今回は「ご当地グルメの旅」でございます。この暑い時期にピッタリの旨いもんを訪ねて、魚沼市へのドライブ!何が出てきますか乞うご期待!
まずは、関越道・大和PA スマートICを降りて、田園部を走る事たった5分。一軒の農家に到着です。飯塚農園の飯塚さんのお宅であります。この地域は、古くから八色地区と呼ばれていて、うまいもんの産地として全国的にも有名です。八色でピーンときた方は、アンテナの感度がいいね。そう!最初に紹介するのは「八色スイカ」なんですわ。
ご挨拶も早々に、今朝取れたばかりの小玉スイカをいただきます。これがまた旨い!小玉と言えど、実がビッシリ入ってて皮なんて3mm位しかないの。普通に食べたら、赤い部分が残らないっす。また食感も大玉に負けず劣らずのシャリシャリ感。今これが市場で大人気だってのも頷けます。


しかしながら今回の本命は「八色スイカ」。飯塚さんにお聞きしましたら、なんでも八色スイカの出荷は一週間先なんだって!ガビ~ン!!試食できね~じゃん!未練たらたら、せめて畑だけでも見せてもらいます。
スイカ畑に行ってみると、もう大きさ的には文句の無い立派なスイカが転がっております。なぜこんな立派なスイカが食えないの?まだまだ甘さが足りないってのが答えなんですと。出荷までの日照時間の合計が、飯塚達人の基準に達していないとダメ!まぁこの厳しさが、ブランド商品を作り上げた男のこだわりとも言えましょう。残念ですが、吐いたツバをごっくんこして帰路に着くヤン一行でありました。


最後に飯塚達人が薦める、おいしいスイカの食べ方。
・冷やしすぎてもダメ。11℃位がベスト。(飯塚さん宅の井戸の温度)
・大玉を服の汚れなんか気にしないで、ガツガツむさぼる!
おおざっぱですが、二点あげてもらいました。皆さんも是非!
続きましては、夏に精力!ネバネバ食材です。うちのいじわるディレクターも大絶賛の「大力納豆」の製造工場を直撃っす。
坂詰専務の案内で、まずは工場見学から。みなさん知ってた?納豆ってさ、まず納豆を作ってからパックするもんと思ってませんでした?違うのよ。茹でた納豆に、納豆菌をかけて、まずパックしたうえで発酵させるんですと!だからみなさんご存知のあのケースに入ったまんま、豆が納豆に変身するんですって~・・・など目から鱗を落としつつの工場見学です。地元の小学生の社会科見学のコースになっているのも納得納豆です。

んでもって実食!大力納豆は、やや大ぶりの豆を使い、粘りの強さも特徴の一つ。坂詰専務が、おもむろに納豆をかき混ぜ始めたんだけど、いきなりヒョイッと納豆持ち上げるわけですよ。なんのこっちゃ?って思ったんだけど、今まで納豆が収まっていたケースを見てビックリ!結構な量の納豆だったのに、ハシのひとすくいで全部の納豆がくっ付いてきてる。尋常じゃない粘り具合っす!納豆を食べ終わった後のケースを見ても、ホントに綺麗。ネバネバさんが殆んど残ってない。みなさんが普段食べている納豆でもやってみてください。
んで肝心要のお味でございますが、嫌味の無いふっくらとした味わい。大粒のお豆さんがいい仕事しております。なんて言えばいいのかな~、口の中でだらしなくならない感じが良いんですよね。納豆嫌いな人の理由に臭いが必ずあがってきますが、これはイケるんじゃないっすかね。魚沼にこんな秀逸な納豆があるなんて、実際ヤンも知りませんでした。あぁ、たまげた!


こちらもお薦めの食べ方を一つ。野沢菜、ネギ、みかんの皮(ゆずの皮)などを入れて一緒に召し上がってみてください。ま~べらぼうに旨いから!魚沼の家庭で一般的に食べられてるらしいんですが、みかんの皮の風味が夏場の食欲をを誘います。白米持参しなかったヤン一行は、これを丼一杯完食ですわ。
この旨さの秘密を坂詰専務にお聞きしましたら、「水」とお答えいただきました。そう言えば、魚沼の旨い米、酒、スイカ、そしてこの納豆も、水が良くなきゃ~始まらないモンね。改めて魚野川の偉大さを実感する旅でありました。
