今回は越後の奇祭、胎内市の「乙宝寺おまんだら祭」をご紹介します。乙宝寺には以前伺ったこともあるんですけど、その時はブラリ立ち寄っただけ。今日は副住職とお話できるってんで、ヤン気まレィディースを引き連れて行って参りました。お寺は、現在無料化社会実験中の日東道・荒川胎内ICから約5分です。
まずはその「乙宝寺おまんだら祭」ってなんぞや?って話から聞いてみます。副住職曰く、
・正確には分かっていないが、少なくとも数百年続く春の大祭である。乙宝寺に伝わる千体以上の仏が描かれた「曼荼羅絵」が年に一度御開帳される日。ごま木をたき、災難よけをしたり、無病息災を祈りあられまきなどが行われる行事である。
とのお答え。ふむ、乙宝寺って密教系のお寺だったのですな。曼荼羅っていったら、密教の宇宙観・教えを絵画風に表したもの。大日如来を中心に数多の仏様が描かれています。いわば寺の秘宝ですよ。それが一般の我々でも拝めちゃうのだ!さぞかしご利益があることでしょう。
この時期のお寺の行事っていったら、まず節分節会ってトコなんでしょうが、乙宝寺には節分行事がない代わりに、この「おまんだら祭」があるのですと。
んじゃ、そもそも乙宝寺ってなんで建てられたの?これがビックリだったのさ!!まず誰が建てたかと言えば、天皇の勅命によって建立されております!そして実際にその指揮を執ったのが、行基さんとバラモンさん。行基っていや~教科書にも載ってる東大寺の大仏建立の責任者!当時の大物中の大物!
そしてもう一人のバラモンさんですが、彼はなんとインド人!いわゆる天竺方面からいらっしゃった偉い渡来僧だったのです!はるばるインドから中国を経由して日本に来たんですから、よっぽどの理由があるはずですよね?そうなの!すんげ~理由があったのよ!
なんとインドから来たバラモンさん、インドからとんでもなくありがたいものを持ってきていたのです!それは・・・仏陀の目!!!中国のお寺に一つ奉納し、そして日本のお寺にもう一方の目を奉納したのだ!!んで、その日本の寺っつ~のが乙宝寺なんですと!!すっげ~!!新潟に仏陀の目があったんて!!!!
ここまで一通り驚いて、ようやくお寺の名前の由来なんだけど、バラモンさんが宝を奉納した中国と日本の寺を「甲乙」と並び立てて、日本の方を乙宝寺としたんだそうな。県の文化財関係者とかは、こういう情報知ってるんかいな?予算アップしんばでしょ!
しかもこの仏陀の目、お寺の秘宝中の秘宝かと思いきや・・・そうでもない!!今の時期は寒いので公開してないのですが、春から初冬にかけては一般にも公開してるんだって!!俺ぜって見に行くモン!
そんな新潟のお宝「乙宝寺」が年に一度ご披露くださる「おまんだら」です。そもそも曼荼羅なんて普通見る機会ないし、行ってみる価値あるよね!おそらく想像を超えるお宝には違いありますまい!!
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