今週は「ひなまつり」にぴったりのイベントをご紹介しましょう。小千谷市で開催中の「ひいなまつり」であります。ヒナとヒイナの違いはいったいなんじゃらほい?そこには結構な違いがあったのであります!
会場は小千谷市の平成商店街。関越道・小千谷ICから約5分。すぐ着いちゃいます。開催場所が商店街ってとこでピーンときたかもしれません。そうなのです、いろんなお店で雛人形が見れちゃうってイベントですな。
詳しいお話を伺おうと、ボスでありますところの「横山表具店」さんにお邪魔します。到着して横山さんに挨拶するやいなやas soon as!
「まずどうぞ上がってください。」
そう!横山表具店さんもひいなまつり会場の一つなのだ!百聞は一見にって言うんなら、まず実物をみてやりましょう!
「え~と・・・ひな、ヒナ、雛は?」
あれ?メインの雛人形はどこなんじゃ?目に付くのは、かべ一面に飾られた浮世絵!もう壁一面ビッシリです!横山さんのお話を聞きますと、これが「ひいなまつり」の真相なんだそうな。
この辺の集落では、ひな祭りの日にこういう風に壁一面に色とりどりの絵紙(浮世絵)を飾る風習なんだそうな。こここ平成地区商店街の19のお店などで見学できるのです。もう「ひいなまつり」とは言え、メインは完全に浮世絵!これが凄く見ごたえあるのよ!
多い絵柄なんだと思う??役者さんの絵が多いんだわ。歌舞伎役者さんね。何代目なのかは分からんけど、市川団十郎&海老蔵さんとか、影から見守るマオさんとかね(ウソ)。あとは相撲とか花魁、明治期の風物が人気あったみたい。
いうとくけど、浮世絵って版画でしょ!信じられないくらいクオリティー高いのよ!横山さんの話によれば、1mmの幅の中に、最高4本の線が掘り込まれてるんだって。色も極彩色で煌びやかよ~。ひとしきり見ほれておりますと、
「じゃ~、メインの会場がありますんで、そちらにいってみますか?」
??ここメインじゃなかったんだ・・・。んで、そのメイン会場は、横山表具店さんから歩いて1分「照専寺・内和順会館」であります。火曜の昼間から、沢山のお年を召したレイディースが見学中でございます。
さすがにメイン会場ということもあって、展示内容は素晴らしい!壁面にビッチリ絵紙が貼ってあります。バリエーションも豊富。珍しいトコですと、皆さんご存知の東海道五十三次の屏風なんかもありましたよ。この五十三次の何が珍しいかって~と、風景の中に必ず美人さんの姿が描かれているトコ。見学中のこの道に詳しそうな御仁も、
「う~~ん、こういう美人画で五十三次ってのは珍しいな~。」
しきりに関心されておりました。
マニアも唸る展示内容にも関わらず、さらに嬉しいのは撮影自由ってこと!普通美術館なんかに展示されていると、撮影ご法度ですが、ここは撮り放題!しかも入場無料!さすがに絵紙に触っちゃダメですけど、ガラスケースにも入っていません!当時の染料の匂いまで感じられそうであります!興味津々の中年BOYSでありましたが、ただ一つ残念なのは開催期間が短いってことかな・・・。こういうものは保存が難しいから、しょうがないって言えばしょうがないんだけどさ・・・。
期間限定の「小千谷ひいなまつり」一見の価値は大いにありますぞ!!
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わかる?この髪の細さ!版画だよ! | 何代目かのえびぞー&団十郎 |
こういう風に飾るわけだ。 | 横山さん一番の宝物。 |
メイン会場の照専寺・内和順会館。 | 江戸期のお雛様もあるよ。 |
立体的な紙の人形もあり。 | 横山さんあざした!! |