今週はらしくないシリーズ、「芸術にふれるドライブ」です。今回はアタシたっての願いで、「若冲・応挙の至宝」という日本画展を開催中の新潟市中央区・新潟市歴史博物館・みなとぴあにやってまいりました!
1年くらい前かな~、NHKで伊藤若冲の特番やってて、その技法や作品の素晴らしさに心打たれたのですが、その若冲の作品が新潟に来るってんで、すっとんで行ったわけです。(笑)
今回は、学芸員の方に解説いただきながらの鑑賞です。やっぱこういうのは専門家の知識が必要です。
会場に入りますと、いきなり若冲作品の巨大バナーが!!実物を数倍に拡大したものなんですが、このサイズにしてもその精密描写が確認できます!とにかくメチャクチャ細かい!!
現物もすぐ隣(?)に展示してあるんだけど、ぱっとみは分かんない細かい部分もしっかり描きこんであります。スッゲ~!!
そしてその彩色の鮮やかさがスゴイ!!江戸時代の日本画の絵の具っつったら、種類も限られるわけですよ。今みたいに42色の絵の具セットなんかないわけだ。
しかも、絵の具の原料が、鉱物だったり植物の汁だったりするんで、基本的に絵の具を混ぜたりしないわけ。なので、当時の画家は、限られた色を使って絵を完成させなきゃならんと・・・。
だけどそこをなんとかすんのが天才・若冲ですよ!!色のバリエーションを増やすため、布の裏側から塗ったり、重ね塗りをしたりして、微妙な色の濃淡を表現!さらには視覚的なトリックを使って、立体的に見せる工夫をしたり・・・。
近年、その手法が解明されるにしたがって、若冲の評価もうなぎ上りなのであります!
水墨画も凄いよ!こちらは墨の濃淡だけで表現するんだから、多彩な色を使うよりさらに難しい!だけど、ここでも若冲ですよ!誰も考えつかんような新手法で、新たな表現を確立!
墨を使って描くわけだから、黒で縁取りをするのは簡単。だけど、若冲は白で縁取りをする手法を考えちゃったんだな~。現代の達人でもおいそれとマネできないテクも必要なんだけどね。墨の「にじみ」を利用した、スピードと正確さを要する技術・・・。数百年早く生まれてきた超天才といわざるをえね~ろ。
アタシも興奮しちゃって!学芸員さんの説明にも、過剰に反応してしまいます!
「ほぇぇぇぇ!!」
「な~~るほどぉぉぉ!!!」
するって~と、B先輩がスルスルっと近寄ってきて、
「他のお客さんがうるさいって・・・・。」
怒られてしまいましたがな。(笑)スイマセン!デリカシー無くて!!声でかくて!みなさんも芸術は静かに鑑賞いたしましょう!(笑)
そんなこんなあって、応挙作品はおざなりな鑑賞になってしまいましたが、瀑布の水墨画は迫力あったな~!凄い大きな作品で、床に下半分ついちゃってんだけど、それも計算の内。
巨大な滝と滝壺を3Dで表現しているのですと!!な~~るほど!今度行く時は、応挙作品もしっかり鑑賞せねばね。
さて、芸術鑑賞も終わりまして、みなとぴあの外に出てきましたが、この辺の風景もホントにいい!!あまりの気持ち良さに、近くの田中屋本店でお菓子買って、やすらぎ堤でいただきましたこてね。(笑)
なんか久々に爽やかな気分になれたな。
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やってきました「みなとぴあ」 |
ご案内おねがいしまっす! |
このサイズも作品を拡大すると・・・。 |
ここまでの精密描写!! |
鶏の水墨画も代表作。 | このぼかしの技法がスゲ~! |
田中屋本店でお菓子を購入。 | この辺の景色いいね~~。 |