2017.03.09 ON AIR

新潟の匠を訪ねる/三条市篇

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#その他 #三条市
新潟の匠を訪ねる/三条市篇

今週は匠の技を見学に、三条市の株式会社「タダフサ」さんに行ってまいりました!
こちらは、ヤットコのトレードマークでおなじみの刃物メーカー。
ちょっと前に、タダフサのパン切り包丁がTVに取り上げられて、話題になったのでご存知の方も多いかと思います。
なにしろスゲ~人気で、現在でも1年待ちはざらだとか・・・。
さあ、どんな匠の技が炸裂するんでしょうか!?

タダフサさんは、オープンファクトリーになっているので、一般の方の見学ももちろんOK!
今回の案内人は、なんと社長さん!
すいませんね~、お忙しいトコ無理言っちゃいまして・・・。
じゃ~、さっそくご案内お願いします!

社長自らご案内。

「まずは、鍛造っていう作業からですね。」

製品の大きさに切られた鉄と鋼の材料を炉に入れて、赤くなったところで叩き、製品の形をおおまかに作る作業です。
スプリングハンマーっていう、叩く機械を使います。

「うわ!鉄が真っ赤になってる!!これ何度くらいあるんすか?」
「だいたい800℃~1000℃ですね。」

職人さん熱くないんかい!?

「鉄は熱いうちに打て!と言いますが、ここからあっという間ですよ。」

最初にヤットコで持つ部分を作ったら、あとはホントあっという間!
足のペダルでハンマーの速度を調節し、材料の角度を見極めながら、ものの1分ほどで包丁の形が出来上がります!

「かっこいい~~~!!」

やっぱ職人さんの仕事ってかっこいいよね~!!

鍛造の工程。職人さんかっこいいわ!

 
この作業が1分で終わるんなら、包丁1本あっという間に出来ちゃうかと思ったら、ここからが長い!!

先ほどの「鍛造」が終わると、「生研ぎ」「焼き入れ・焼き戻し」「狂い取り」「研磨」「柄の仕込み」そして「検品・箱詰め」して、やっと出荷でございます!

研磨作業一つとっても、数種類の機械を使って、何回にもわたって研磨するのです!
こりゃ思ってた以上に、手間のかかる作業だわ!

研磨の作業も何段階もあるよ!
柄の仕上げ作業。

んで改めて思うのは、職人さんの仕事って~のは、やっぱかっこいいね!
それぞれの工程に、熟練の職人さんがあたってるんだが、それぞれ全部かっこいい!
無駄な動きを排除しているからなのか、美しく見えちゃうんだよね!

右の職人さんは、伝統工芸士の会長さん。

「ほ~~~~。」

本日ロケ初参戦のNEXCO東日本新潟支社・寒河江支社長も感心しきりであります!

2階に上がりますと、なんと刃物ギャラリーが!
タダフサさんで過去作られていた様々な刃物が展示されています!

2階の刃物ギャラリー@寒河江支社長。

「漁師さんが使う漁具なんかは面白いのありますよ。」

確かに見たことない形状の刃物がズラリ!
カニ漁用の刃物なんかは面白いよ。
刃物の背の部分が、かまぼこ状にえぐれてて、その部分でカニの甲羅の長さを計る。
既定の大きさに達していないカニは、再び海へボチャン!
十分な大きさのカニは、その場で足を落とす!
なので、こんな形状になってるんだと!う~ん、おもっしぇ~な~!

その他にも、彫刻が施されたナイフや巨大なマグロ包丁なんかも展示されていまして、見ていて全然飽きません!

「男性の方って、けっこう刃物好きみたいですよね。」

そうなんさ社長さん、アタシもなんだか刃物に魅力を感じちゃうんだわ~。
そして、タダフサさんでは、工場見学のほかに「刃物研ぎ」もやってくれるのだ!

「これ、親子3代で使ってます!」

っていう、Aちゃん持込みのボロ包丁も、タダフサの技術で見事に再生!!
玉ねぎとかなんて、1mm以下で切れちゃう!!

「うわ~すごい!全然力いらないです~!」

見た目も激変!
サビが浮きまくってた表面も、新品同様のピカピカに!!
よかったな~Aちゃん、これで親子4代いけるかもしれんぞ!
すげ~ぞ!タダフサ!!

あまりの感動に、アタシ&Iこうさん&寒河江支社長で、包丁6本も購入して帰りましたとさ。(笑)

ショップも併設!
あざした!!
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THIS WEEK'S DRIVE POINT

今週のドライブポイント

DRIVE POINT 01

包丁工房タダフサ

三条市東本成寺27-16