17年6月8日 ONAIR
第一区間「石畳の道」スタート地点。 | 歩きやすいぞ! |
三本松・東屋付近。山野草も咲いてます。 | こういう岩を使ったんすね。 |
一里塚って、ホントに塚なんだね! | 諏訪峠・吉田松陰詩碑。 |
清川高原保養センターで汗を流す。 | 渡部さん、あざした!! |
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今週は、リベンジ企画!
昨年4月に「クジの旅」で訪れた会津街道の探索です!
前回は意味も分からず、雰囲気だけ味わって帰ってきましたが、今回はガイドさんをお願いしましたよ。
阿賀町観光ガイドの渡部さんっす!
「この辺りは昔会津藩だったので、川の物流は阿賀野川、陸はここ会津街道が要だったんです。」
そうだった。新潟県になる前は、700年くらい会津の影響下にあったんだっけ。
「また、新発田藩や村上藩のお殿様が、参勤交代で使っていたことから、殿様街道とも言われていたんですよ。」
今磐越道、昔会津街道ってトコでしょうかね?
出発地点は、第一区間の「石畳の道」から。
ここは前回も来たぞ。石畳が綺麗に並べられています。
「この石畳の石は、全部この辺の石なんですよ。」
縄文時代に、近くで大噴火があって、周辺の山には「火山弾」がゴロゴロ。
その石を使って作られているのだそうだ。
この石畳は、会津藩によって約10年がかりで作られたそうですが、石切り場から石を持ってきてたら、とても10年じゃ整備できなかったでしょうね。
いよいよ歩き始めた我々ですが、歩いてみると実に歩きやすい!
お殿様が通る道ですからね、当時の最高の技術をもって作られたんでしょう。
「江戸時代には、人の流れも頻繁で、今みたいにこんな草なんて生えてなかったようですよ。」
なにせ殿様が通る「殿様街道」だからね、街道を整備する人もいたんでしょう。
15分ほど歩きますと、最初のチェックポイント「三本松」が見えてきました。
「今は2本しかないですが、昔は3本あって、休憩所みたいな所だったんですよ。」
確かにやや広いスペースが広がってますし、東屋も建てられていて、今も休憩所として使われているようです。
我々もここで小休止して、先を急ぎます。
この辺からでしょうか、真横から不気味な喘ぎ声が・・・・。
「はぁ~、はぁ~、はぁ~、はぁ~、はぁ~・・・・。」
早くもIこうさんの息が絶え絶えです!(笑)
「だいじょうぶ~?Iこうさん?まだ序盤ですぜ!!」
「はぁ~、はぁ~、はぁ~、だい、はぁ~、じょ~、はぁ~、ぶぅ~・・・。」
こりゃ大丈夫じゃないなと思いながら、先に進みます。(笑)
しばらく歩きますと、次なるチェックポイントが!
「え~~~!!これ登るの~~~!!」
見通しの良い直線道路ですが、勾配がまあまあキツイ!
「ここが『どうしん坂』ですね。石畳の道をご案内する際、この辺が一番の見どころになるでしょか。」
ほ~、確かに見通しが良いし、広葉樹が両サイドに茂っていて、とっても気持ちのいい場所です。
「わ~、気持ちがいいですね~。」
「きれいですね~。」
Aちゃんと、NAOKI君もお気に召したようです。
ただ一人Iこうさんだけが、
「え~~~~、ここ、はぁ~、はぁ~、登る~、はぁ~、のぉ~・・・。」
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Iこうさん、もう少しだから頑張ろうね!(笑)
ほどなく旧街道を抜けて、柳新田の集落に到着。
昔は街道沿いだったわけですから、それなりの賑わいもあったんでしょうが、現在は5世帯の小さな集落です。
「ここからは、街道の整備が整っていないので、車での移動となります。」
は~い!よかったっすね!Iこうさん!!
柳新田から車で林道を走ること10分、次なるチェックポイントです。
「ここが柳新田の一里塚です。」
みなさん「一里塚」ってどんなイメージ?
アタシのかってなイメージは、目印になるような大きな木があって、その根元にお地蔵様か道祖神が祭られてる・・・こんなイメージじゃない?
ところがさ、どこを探してもそれらしいものを発見できず!
「渡部さ~ん、一里塚ってどこの事を言ってるんですか?」
「はい、この塚ですね。」
「え~~~~!!これ~~!?」
渡部さんが指さす先には、高さ2m、半径3mほどの大きな(?)塚が2個!
一里塚って、リアルに塚だったんすね!
「昔はこの塚の隣に茶屋があったり、荷物や馬の世話をする人たちがいたそうですよ。」
今や全然その面影なし。
もっこりした2個の塚だけが、当時の光景を忍ばせます。
「では最後、会津街道一の難所へ向かいますよ。」
ここまでの道のりも、結構な難所もあったように思うけど、一番の難所ね・・・どんなトコだろ?
「はい、着きました。ここが会津街道一の難所、諏訪峠です。」
ここがまた見晴らしが良い!
遠くは会津磐梯山、反対側は五頭連邦に佐渡島まで見えるそうです。
「昔の旅人も、ここに来ると越後に帰って来た~と思ったんでしょうね~。」
なるほど、会津も越後も見渡せるこの光景は特別だったんでしょうね~。
この諏訪峠には、あの吉田松陰の詩碑も建てられていますよ。
漢詩なんで、読んでもチンプンカンプンでしたが、一部を要約すると、
「大変な思いをしてここまで来たが、ここの景色は最高だ!!」
的なことを詩に残していらっしゃいました。
そりゃそうだ、吉田松陰がここに来たのって、雪積もる2月!!
雪国の人間だって、死ぬ思いするわ!
渡部さんにお礼を言ってお別れしたあとは、スタート地点の「清川高原保養センター」で温泉にダイブ!!
気持ちいいハイキングと、気持ちいい温泉・・・今日のドライブも最高だったな~~。
ドライブポイント:会津街道
住所:駐車場:津川温泉 清川高原保養センター 阿賀町京ノ瀬4851