胎内で気軽に体験乗馬

今週は、乗馬体験です！
日東道・中条ＩＣから約５分「松原ステーブルス」さんにお邪魔します！
ここはもともと、新潟公営競馬の育成場だったそうで牧場っていうより競馬場に近い雰囲気。
それもそのはず、代表の松原さんは、元金沢競馬のジョッキーであり、調教師だった方なのです。

「武豊やらアンカツなんか、みんな知ってるよ～。」

マジかい！？すげ～人なんじゃん！
と、ここで一つの疑問が・・・。

「松原さん、今も調教師やってれば、収入も凄かったろうに、なんで胎内で牧場やってんすか？」
「もうね～、ずっと競馬に関わってきてたから、いろんな馬の最後を見てきたんですよ。なので今度は、馬のライフサイクルに合わせた生活をしようと思って・・・。」

なるほど。松原さんも長い競馬生活で、思うとこがあったんすね。

では、只今お食事中というお馬さん見せてもらいましょう！
新潟LOTSの半分くらいの空間に、サラブレット、ポニー、木曽馬・・・予想以上にたくさんのお馬さんが。

「今日、みなさんに乗ってもらうのがこの子ね。クロフネの子だから、幼駒の時は８０００万円くらいしたんじゃね～かな。ただ・・・走んないとこうだからね。」

う～ん、期待の良血馬も成績上がらないとダメなんだもんね。やっぱ競走馬の世界は厳しいわ。

んで、厩舎の裏手が馬場になってるんだけど、ここがすげ～広さ＆多彩なコース！
さすが元育成施設だけあって、実に様々なコースが楽しめるようになってます。

「アタシらこのコースで乗るんすか？」
「いやいや、会員さんとかはコースに出たりするけど、林間コースに行きましょう。」

なんでも、このコースの外周の木を切り倒して、松原さんが一人で林間コースを作ったらしい。

さらに、厩舎の横手の土地は、現在巨大ドッグランを建設中。
それも全部松原さん一人でやってるっていうんだからたまげます。

「じゃあ、ここのたてがみのところを掴んで、乗ってください。足を乗せる馬具は使わないんで、ちゃんと座ってくださいね。」

実はこの「ちゃんと座る」が大事。
ちゃんと真ん中に座ると、骨盤が開いて、姿勢が安定するのです！

最初は、松原さんに引いてもらって、円形の馬場を周回するんですが、ちょっとお馬さんの様子が変。

「ブヒ～～～ン！ブヒ～～ン！！」

なんだか落ち着きがない。

「えっ？なんか機嫌悪いんすか？」
「いやいや、喜んでるんだわ。さっき雌馬触ったんで、その匂いがするんでしょ。」

なるほど、ちょっと元気になってきてるんだね。

馬場を周回すること約３分、

「じゃ～、いきま～す！」

いよいよ松原さんが開墾した林間コースへGO!であります！
これがスンゲ～気持ちいいんだわ！
森の中でお馬さんに乗ってる感じ！
馬の背に揺られ、３ｍほどの高さから見る景色は最高！

ただ、

「ブヒ～～～ン！ブヒ～～ン！！」

お馬さんの興奮は収まりきってないみたいだけどね。(笑)

すると松原さん、

「じゃ～ね～ヤンさん、手綱をこう持って・・・そう。あと両足で馬のお腹を挟むように、トントンってすれば進むから。止まる時は、手綱をこう引いてね。」
「ちょっと待って！松原さん、手は離すの？」
「大丈夫！大丈夫！馬はもう慣れてるから。」

そうは言うけど、今興奮状態なんじゃないの？
それでも松原さん、どんどん先に歩いて行っちゃうから、もう進むしかない！
イチモツにイチマツの不安をかかえながら、お馬さんとのランデブーです。

「え～っと、両足で挟むように・・・・おっ！！」

ちゃんと進んでくれるじゃないか！！
しかも、先程と同じスピードで！！
馬ってなんて賢いんだ！！

「じゃ～、この辺で止まってみて～。」
「手綱をこう・・・・止まるじゃん！！」

この「進む」「止まる」が出来ると、乗馬って格段に楽しくなるね！！
馬との一体感っつ～の？
車やほかの乗り物を運転してるのとは、別次元の爽快感！
手綱の引き方で、ちゃんと右左折もしてくれるのよ！
もう感動！！
アタシが終わった後、あっぴーも挑戦しましたけど、一周して帰ってきたあっぴーの顔も、いい顔してたわ～！！

「すんごい楽しかった～～！」

あっぴーも大満足のご様子！

「仕事が忙しい女性なんかも、癒されに大勢きますよ。」

確かに！
なんか他では味わえない魅力が、お馬さんにはあるね！

馬への愛が止まらない、松原ステーブルスでの乗馬体験。
２歳のお子ちゃんでもOKだそうなんで、みなさんも挑戦してみてください！
特に、ストレス溜まってるアナタね！！(笑)