2024年5月23日 ONAIR
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今週は「匠に学ぶドライブ」十日町編!
関越道・越後川口IC、または六日町ICから約30分。
十日町市明石町にあります「きものの青柳・明石工房」
きょうはこちらで、工場見学&染物体験をお願いしています。
ご案内はスタッフの田辺さん。
「青柳の工房では、一枚の着物が出来上がるまでのすべての工程を目の当たりにできるのが一番の魅力です。」
皆さんご存じの通り、着物を一着作るまでに、ものすげ~手間かかるんですよ。
なので、通常は布作る人、染める人、縫う人などなど、分業制でいろんな業者がかかわってくるのが通常なのですが、ここでは一貫生産!
青柳さんは、ほとんど全部自分とこでやっちゃう!
なので通常の工場見学に比べると、ボリューム感たっぷり!
詳細は本編にお任せして、ざっくり説明しますね。
まず白い反物に色柄を染めていかんきゃなんないすよね?
この「染め」にも色んな染め方があるんすよ!
スクリーンを反物に被せて、インクを塗っていくやり方。
浮世絵方式なんで、何回も何枚も違うスクリーンとっかえひっかえで染め上げます。
それから・・・TVなんかでもよく見る手描きで絵をつけていくやり方ね。
手描き友禅って言うんだっけ?
反物を一枚広げて引っ張って、職人さんがハケで色を付けていくやり方。
あと、これは結構な企業秘密らしいんだけど、「桶染め」ってやり方。
染めたくない部分を桶の中に入れて、桶からはみ出してる部分を染めるやり方。
などなど、染色だけでもこれくらい色々!(もっとあるかも知らん!)
これ全部見学できます!
この他にも、「絞り」って知ってます?
布をつまんで糸で縛ります。
もうグルグルに縛ります。
絞るって言った方が良いのか・・・w
そしたら、染料の中に布を浸けます。
上げます。
糸ほどきます。
すると・・・糸で絞ってたとこだけ染まらない!!
これも見学できます!
なんだったら、絞りの体験もできちゃいます!
ってことで、アタシ&マイネル君も挑戦することに。
「マイネル君って、こういう工作系はどうなん?」
「いや~~、どうなんでしょうね~~。」
NEXCO伝統の雑さが出るのかマイネル君!?
作業的にはさっき言った通りです。
ハンカチに桜の花びらの模様が描いてあります。
体験なんでやり易いようになんでようね、はなびらのふちをなぞる様に糸で縫ってあります。
「まず、この花びらのところの糸を絞ってください。」
結構遠慮なくギュ~~~っと絞ります。
なにせ絞った先は、染料が入り込まないようにしないとですからね!
そうすると、テルテル坊主みたいになるわけですよ。
んで、絞った糸の残りで、テルテル坊主の頭の部分をギュウギュウに縛っていくのです。
もうグルングルンに縛ります!
「いや~~、これ難しいな~~。」
「先端に・・・行くほど・・・。」
そうなんすよ、先端に行くほど布がふにゃふにゃして、グルグルしようとすると逃げちゃうんだよね。
それでもなんとか絞り終えると、今度は染める作業!
先ほどの「桶染め」・・・の場所を借りてやらせてもらいます。
染める際、かなり高温の染料で染めるため、我々もフル装備で臨みます。
「ゴム手袋がすぐ熱くなりますんで、あらかじめ手袋の中にも水を入れてください。」
そんな熱くなるん?!ちと怖いな~。
染料の中で5~6回裏表ヒラヒラ~っとやって、
「手袋の水交換しま~す。」
んでまた染める作業を2回ほど繰り返して完成!
「このあと、乾かしてアイロンかけてお渡しになります。」
その日に持って帰れるのはいいね!
ちゃんとお土産になるわ。
10分ほど経って・・・出来上がり発表!!
「「「おおお~~~~!」」」
ちゃんと染まってる?絞れてる?もんすね!w
桜の花びらが良い感じで浮かび上がってます。
「マイネル君どうだった?」
「この桜の淵ふちの部分が・・・。」
あ~~、絞りが緩かったのかな?
点々点々・・・の模様になっちゃったね!w
「まあこれも味なんで・・・。」
そうだね、田辺さんのフォローに救われたね!
ってことで、マイネル君の雑か否か判定は次回以降で!
ドライブポイント:きものの青柳
住所:十日町市栄町26-6