今回は久しぶりの「高速道路の謎シリーズ」です。映画やTVなんかではお馴染みの「トンネル貫通式」、その謎に迫ります。ものがトンネルだけに式典の方も独特とのお話・・・。実際にはどんな事が行われているのでしょうか!
潜入した先は、上信越道・長野県側にあります「永江第2トンネル」。現在、上信越道・豊田飯山ICから信濃町ICの4車線化工事を行っていますが、この区間は山間部を通っているため、全部で5本のトンネルを作っています。今回貫通式を行うのは、このうちの一つということになりやす。既に永江第1トンネルは貫通済み。この区間全体のトンネル掘削率も99%まで進み、いよいよ来年の開通でございます。う~ん、めでたいね!
そのめでたい式典会場なんですが、これがなんとトンネルの中!トンネル内部には紅白の垂れ幕がかかり、ステージが組まれ、来賓の方を乗せたリムジンや黒塗りのハイヤーが乗り入れます。あまりの非日常的な光景に、ホントに健さんとか出て来んじゃねーかって錯覚を覚えます。そして、式典の内容もやはり特殊。まずは御馴染み(?)「貫通の儀」。映画なんかでは、代表の人がスイッチを押すと、ダイナマイトが爆発してトンネル貫通。向こう側から届いてくる光を浴びながら感動の抱擁ってなイメージですが、実際はちょいと違う。貫通点(両方から掘り始めて、繋がった場所)に、トンネルを覆うくらいの暗幕がかかっていて、代表者がスイッチを押すと暗幕が下りるってな演出。暗幕が下りきる間に、爆発音や重機の効果音が入って、なかなかの迫力です。まぁ、実際に爆薬使うのは危ないもんね・・・。その後、貫通点で行う貫通点の確認や、握手の儀など行われ。式中盤では、「樽神輿」まで登場する始末!工事に携わった若い衆が、「わっしょい!わっしょい!」の掛け声に乗って、威勢良く会場内を回ります。厳粛な式典ではありましたが、この時ばかりは皆さんテンション高めでしたね。
と、まぁ初体験のトンネル貫通式でしたが、やっぱり通常の建物完成の式典なんかとは、雰囲気が全然違いましたね。おそらくは、現代風にアレンジ&改良されてはいるんでしょうが、随所に昔ながらのしきたりみたいなものが感じられました。めったに出来ない貴重な体験させてもらいました信越工事事務所の皆さん、ありがとうございました!
最後に、阿久津工事長からのPRです。「上信越道も4車線化が進み、お隣長野県もより一層身近になると思います。長野もいいところたくさんありますので、是非遊びに行ってみてください。」との事です。ヤンも長野からの帰り道運転しながら思いましたけど、景色が新鮮。やっぱ新潟とはどこか違う光景が広がっています。お隣だけど、文化の違いもあるんでしょうね。また改めて長野行ってみたいもんです。みなさんも是非!
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まずは阿久津さんとお勉強っす。 | 信越工事事務所のみなさんといざ出陣! |
ここが今回貫通した「永江第2トンネル」。 | トンネルの中で式典が行われます。 |
貫通の儀は、スイッチを押すと暗幕が下りる演出。 | なんだか樽神輿も登場!ここだけテンション高!! |
最後は定番、万歳三唱。 | トンネルの向こう側はこんな感じ。 |