今週からヤン気まも4シーズン目に突入!これも皆様のご支援のおかげでございます!引き続きのお付き合いよろしくお願いします!
さて、新年度一発目は恒例のあのシリーズ「くじの旅」でございます。各ICに該当する番号をくじ引きして、全くもってノープラン&ノーアポイントメントなドライブを強行してしまおうって企画っす。新年度の期待感を指先に込めつつの行き先は・・・親不知IC!なんだか「くじの旅」になると、糸魚川方面強いんだよな~。よっしゃ!ネタかぶらないように新情報開拓すっぞ!
まずは例によって情報収集から。先日お邪魔したばかりの青海自然史博物館の斜め前、糸魚川市役所・青海支所で聞いちゃおう。いきなりの訪問にも丁寧に対応していただいた担当者の方、本当にありがとうございました。
「糸魚川といえば、ジオパークと言いまして・・・」
「すいません。それ先日やったばっかなんすよ。」
「では、ヒスイ海岸って・・・」
「すみません。それも前にやってるんで。」
「では、フォッサマグ・・」
「ごめんなさい。それも以前に・・・。」
なんだか不穏な空気になってまいりました。こりゃ~ちょっと足を伸ばして富山まで行かなきゃ駄目かって刹那!
「あと、ヤマンバの里っていうのがありますけどね・・・。」
「それいいじゃないっすか!!!」
かつてこの番組でも、魚沼地域の山姥「弥三郎婆」の伝説と絶品手打ち蕎麦をご紹介しましたが、もう一人いたよ山姥!しかも糸魚川に!!こりゃもう是も非もなく山姥の里に大決定でしょう!
役場の担当者の方にいただいたパンフレットによると、糸魚川市の上路(あげろ)地区には山姥伝説が残されているのだそうな。それだけではなく、なんと国民的ヒーロー金太郎と同棲していたらしいのです。どんげ山姥なんだや!?
上路地区は親不知ICから約30分くらいの山間の小さな集落です。この上路地区の上路山村振興センターの周辺に、伝説をつたえる古跡が集中しております。車を停めてまず向かったのは、山姥神社。小山の上に神社があるらしいが、幅50cmほどの参道がなんとも頼りない。30段ほど登ると一つ目の伝説スポット「金時のブランコ藤」があります。威圧感ある巨大藤のツルが、杉の幹に絡まりまくってます。確かに雰囲気はあるのだけど、金太郎とブランコの時代考証に問題ないんかな?
んで肝心の神社ですが・・・社がない!小さめの祠が二つ祀られているだけ。高さ2m位の石鳥居をくぐると、もう祠。日本昔話の準レギュラー、国民的キャラでもある「山姥」と「金太郎」ですよ。もうちょっと豪勢なもんを想像してたんだけどな~。意外と質素を好むお二方だったんでしょうかね。
再び山村振興センターにとってかえしまして、周辺散策です。施設の駐車場を出ると、すぐに「金時の手玉石」ってのがあります。50cm四方の苔むした岩なのですが、道路のすぐ脇っていうか、民家のお庭に普通に存在しています。立て札ないと完全に見落します。見た目はそこらにある普通の岩でも、金太郎さんがお手玉をして遊んでいた古事から、今や文化財っすよ。
そのすぐ向かいには「日向ぼっこ岩」ってのがあって、名前どおり山姥が日向ぼっこしていたんですと。別名「シラミ取り岩・ノミ取り岩」ってネーミングから想像できますが、あんまり清潔な山姥じゃなかったみたい。でも日向ぼっこしたら確かに気持ちいいサイズの岩ですわ。
その他にも、山姥と金時が実際に生活していた洞など数々の伝説が残されています。伝説の真偽の程は??でありますが、ヤン個人としは山姥&金太郎いたんだろうと思います。いわゆる平家の落人伝承の異端なんじゃないかと・・・。体の大きな武士と、やんごとなき姫がこの里近くに逃げ延びてきたんじゃないですかね?里の伝説では、最初悪さをしていた山姥たちも、里人と打解けると金をやったり親切になったと言われているそうです。この伝説の真偽は、是非みなさんで解き明かしてみてください・・・。
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今回の行き先は、親不知IC | この波打ち際を通れって言うんだから、難所だよね。 |
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青海支所で情報収集。 | でた!!巨大山姥レリーフ! |
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金太郎が遊んだとされる「金時のブランコ藤」 | 山姥神社。メジャー級の二人なのに、もっと・・・。 |
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「金時の手玉石」さすがの怪力ですな。 | 山姥が日向ぼっこした「日向ぼっこ岩」 |